9月の星空

《9月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
3 新 月 (10:56)
17 中秋の名月(十五夜)
5 水星が西方最大離角 18    満 月  (11:34)
8 土星が衝 22 秋分の日/秋分(太陽黄経180度)
11  上 弦  (15:06) 25   下 弦 (03:50)

◆9月の星空案内 ◆

 9月に入り、朝晩は少しだけ過ごしやすくなってきました。夏の終わりを感じられるようになってきましたが、夜空にはまだまだ夏の星座たちが見えています。上図の時間帯では、頭の真上あたりで明るく輝く3つの1等星を結んでできる『夏の大三角』を目印に、夏の星座を探してみましょう。夏の大三角をつくる星のうち、最も明るい星はこと座ベガです。こと座はベガとすぐそばにある4つの星でつくる小さな四角形の星の並びが目印です。ベガから南の方へ少し下ると、わし座アルタイルを見つけることができます。わし座はアルタイルと両脇にある2つの星の並びが目印です。また、ベガから東の方へ目線を移すとはくちょう座デネブを見つけることができます。はくちょう座はデネブから十字に並んだ星の並びが目印です。
 東の空を見ると秋の星座が見え始めています。秋の星座探しの案内役となるのは『秋の四辺形』と呼ばれる四角形の星の並びです。秋の四辺形はぺガスス座の一部です。秋の四辺形を形づくる2つの星、シェアトマルカブをつないだ線を地平線の方へのばしていくとみなみのうお座の1等星フォーマルハウトを見つけることができます。また、今年はマルカブとフォーマルハウトの間に土星も輝いています。
 9月の夜空では、夏と秋の星座探しを楽しみながら、土星も探してみてはいかがでしょうか。

 水星( 1.1等前後):しし座→おとめ座 日の出前、東の空に輝く
中旬以降は高度を下げるため、観望に適さない。
 金星(-3.9等前後):おとめ座→てんびん座 日の入り後、西の低空で輝く。
 火星( 0.6等前後):おうし座→ふたご座 日の出前、東の空高いところで輝く。
 木星(-2.4等前後):おうし座付近 日の出前、南東から南の空高いところで輝く。
 土星(0.6等前後):みずがめ座付近 真夜中、南から南西の空で輝く。

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