6月の星空

《6月の天文カレンダー》


天文現象 天文現象
6 新 月 (21:38)
22 満 月 (10:08)
14 上 弦 (14:18) 29 下 弦 (06:53)
21 夏至
(久留米市の日の出05:09日の入り19:31)
     

◆6月の星空案内 ◆

 衣替えの時期を迎え、道行く人々の装いにも夏らしさが感じられるようになりましたが、星空ではまだまだ春の星座たちが輝いています。春の星座たちを見つけるには、まず北の空で7つの星を結んでできる「スプーン」のような星の並び“北斗七星”を見つけましょう。北斗七星をスプーンに見立てた時、持ち手の部分のカーブを南へのばしていくと、オレンジ色に輝くうしかい座の1等星アークトゥルスや白く輝くおとめ座の1等星スピカを見つけることができます。うしかい座は「ネクタイ」のような星の並び、おとめ座は「アルファベットのyの字」のような星の並びが目印です。北斗七星からアークトゥルスを通り、スピカまでのばしたカーブを『春の大曲線』といいます。また、アークトゥルスとスピカ、そして2等星のデネボラを結んでできる三角形を『春の大三角』といいます。デネボラには“ししのしっぽ”という意味があり、ここにはしし座を見つけることができます。一等星レグルスからのびる「?マーク」を裏返したような星の並び、『ししの大がま』を目印にして、しし座を見つけるとよいでしょう。
  6月は梅雨に入り、雨やくもりのことが多く、なかなか美しい星空に出会うことができませんが、梅雨の晴れ間には『春の大曲線』と『春の大三角』を目印に春の星座たちを探してみてください。

水星(1.0等前後):おうし座→ふたご座付近 観望に適さない。(外合15日)
金星(-3.9等前後):おうし座→ふたご座付近 観望に適さない。(外合5日)
火星( 1.1等前後) :うお座→おひつじ座付近 日の出前、東の低空で輝く。
木星(-2.0等前後):おうし座付近 日の出前、東の低空で輝く。(下旬)
土星(1.1等前後):みずがめ座付近 日の出前、南東の空で輝く。

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