12月の星空

《12月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
5   満 月  (08:14) 20 新 月 (10:43) 
12   下 弦 (05:52) 22  冬 至
1 ふたご座流星群が極大(17時頃)
(見頃は13日深夜~14日未明、14日深夜~15日未明)
28 上 弦 (04:10)

◆12月の星空案内 ◆

 12月の夜空は、西から南の空には見ごろを迎えた秋の星座、そして東の空には冬の星座が見え始めています。
  秋の星座探しの目印になるのは、南の空高いところにある『秋の四辺形』です。「秋の四辺形」は、アルフェラッツ・シェアト・マルカブ・アルゲニブの4つの星で作る四角形の星の並びをしています。「秋の四辺形」を見つけたら、シェアトとマルカブを結んだ線を地平線の方へのばすと、秋の夜空でたった一つの1等星フォーマルハウトを目印に、みなみのうお座を見つけることができます。
  冬の星座探しの目印になるのは、東の空低いところに見えるオリオン座です。オリオン座は等間隔に並んだ3つの星『三ツ星』とそれを取り囲む4つの星でつくる砂時計のような星の並びを目印に見つけることができます。そして、オリオン座の三ツ星を結んだ線を右上にのばしていくと、1等星のアルデバランを見つけることができます。ここにはおうし座があります。アルデバランのすぐ近くには、M45プレアデス星団(すばる)というたくさんの星の集まりがあり、街明かりなどのない場所であれば、肉眼でも6~7個の星を見つけることができます。また、今月は秋の夜空の中に土星も輝いて見えます。明るく輝いていますので、見つけやすいかもしれません。
 今月の22日は冬至を迎えるため、夜が長く、長い時間星空を見ることができます。天気の良い日には、温かい服装で、ゆっくりと12月の星空を眺めてみてはいかがでしょうか?

 ☆水星(-0.3~-0.5等):てんびん座→いて座 上旬から中旬、日の出前、南東の低い空で輝く
  金星(‐3.9等):てんびん座→いて座 観望に適さない。
  火星( 1.3等):へびつかい座→いて座 観望に適さない。
 ☆木星(‐2.6等前後):ふたご座付近 真夜中、南東から南の空高くで輝く。
 ☆土星( 1.1等前後):みずがめ座付近 宵の頃、南から南西の空で輝く。

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