5月の星空

《5月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
1 下 弦(20:27)
15 上 弦(20:48)
8 新 月(12:22) 23 満 月(22:53)
10 水星が西方最大離角 31 下 弦(02:13)

◆5月の星空案内 ◆

 初夏の風が心地よく感じられる5月、夜空を見上げて星を観察する「星空さんぽ」をするにも、よい季節となりました。さて、今月はどんな星や星座を見つけることができるでしょうか。
 まず、春の星空でとても見つけやすい星の並び「北斗七星」を探してみましょう。北の空に見える7つの星で作る「スプーン」または「ひしゃく」のような形の星の並びが「北斗七星」です。北斗七星を形作る7つの星のうち6つが2等星で、明るい星が並んでいるので、とても見つけやすいです。北斗七星はおおぐま座の一部で、腰から尻尾の部分にあたります。北斗七星を見つけたら、その北斗七星の「スプーン」の持ち手の部分の星の並びをカーブに沿って南へのばしていくと、オレンジ色に輝くうしかい座の1等星アークトゥルスを見つけることができます。さらに南へとカーブをのばしていくと、白く輝くおとめ座の1等星スピカを見つけることができます。北斗七星からアークトゥルスを通って、スピカまでのばした大きなカーブは『春の大曲線』と呼ばれ、春の星座を探す目印になります。
 春の大曲線から西の方に目をやると、白く輝くしし座の1等星レグルスがあります。レグルスをたよりに「?」マークをひっくり返したような星の並びが見つかります。この星の並びは“ししの大がま”といい、しし座を見つける目印になります。レグルスは、このしし座の心臓の部分で明るく輝いています。
 「北斗七星」や『春の大曲線』を手掛かりに、春の星座探しを楽しんでみてください。

水星( 1.0等前後):うお座付近 観望に適さない。
金星(-3.9等前後):うお座付近 観望に適さない。
火星( 1.1等前後):うお座→みずがめ座 日の出前、東の低空で輝く。(下旬)
木星(-2.0等前後):おうし座付近 観望に適さない。
土星( 1.1等前後):みずがめ座付近 日の出前、南東の空で輝く。

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