8月の星空

《8月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
1  上 弦 (21:41) 23 新 月 (15:07)
9  満 月 (16:55) 29  伝統的七夕(旧七夕)
13 ペルセウス座流星群が極大(月明かり有) 31 上 弦 (15:25)
16 下 弦 (14:12)      

◆8月の星空案内 ◆

 暑い日が続いており、夏本番ですね。8月の夜空には、夏の星座たちが見ごろとなります。夏の星座を見つけるには、まず明るく輝く3つの1等星を結んでできる『夏の大三角』を探しましょう。まずは、『夏の大三角』の中で一番明るい、こと座ベガです。ベガは星座を形づくる星の中で5番目に明るく、上図の時間帯に頭の真上あたりでひときわ美しく輝く、「真夏の女王」と呼ばれる星です。こと座は、ベガとすぐそばにある4つの星でつくる小さな四角形の星の並びを目印に見つけることができます。次に、わし座アルタイル。ベガから南東の方に目線を移すと見つけることができます。わし座はアルタイルと両脇にある2つの星の並びを目印に見つけることができます。最後に、はくちょう座デネブ。ベガから北東の方に目線を移すと見つけることができます。はくちょう座は北十字とよばれる十字の星の並びを目印に見つけることができます。また、ベガは七夕のお話に登場する「織姫星」として、アルタイルは「彦星」として知られています。ぜひ『夏の大三角』から、こと座、わし座、はくちょう座を探してみてください。
 さらに南の空低いところへ目線を移すと、「アルファベットのSの字」のような星の並びが目印のさそり座があります。さそりの心臓のあたりで赤く輝く星は1等星のアンタレスです。また、さそり座の東にはスプーンのような形をした6つの星の並び、南斗六星を目印にいて座を見つけることができます。
  夏の大三角は街明かりのある久留米でも十分見つけることができます。夏の夜風に吹かれながら、『夏の大三角』を目印に夏の星座探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。

水星(4.8~-1.2等前後) :かに座→しし座付近 観望に適さない。
金星(-4.0等前後):ふたご座→かに座付 観望に適さない。
火星( 1.6等前後):おとめ座付近 観望に適さない。
木星(-1.9等前後):ふたご座付近 日の出前、東の低空で輝く。(中旬以降)
土星( 0.7等前後):うお座付近 真夜中、南東の空で輝く。

印刷用 星空さんぽ

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