8月の星空

《8月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
4 新 月 (20:13) 13 上 弦 (00:19)
10 伝統的七夕(旧七夕) 20 満 月 (03:26)
12 ペルセウス座流星群が極大(条件:良) 26 下 弦 (18:26)

◆8月の星空案内 ◆

 8月に入り、夏本番となりました。8月の夜空では夏の星座たちが見ごろとなります。夏の星座を見つけるには、まず明るく輝く3つの1等星を結んでできる『夏の大三角』を探しましょう。一つ目の星は『夏の大三角』の中で一番明るい、こと座ベガです。ベガは上図の時間帯に頭の真上あたりでひときわ明るく輝き、星座を形づくる星の中で5番目に明るく、見つけやすい星です。こと座は、ベガとすぐそばにある4つの星でつくる小さな四角形の星の並びを目印に見つけることができます。二つ目の星は、わし座アルタイル。ベガから南東の方に目線を移すと見つけることができます。わし座はアルタイルと両脇にある2つの星の並びを目印に見つけることができます。三つ目は、はくちょう座デネブ。ベガから北東の方に目線を移すと見つけることができます。はくちょう座は北十字とよばれる十字の星の並びを目印に見つけることができます。ぜひ『夏の大三角』から、こと座、わし座、はくちょう座を探してみてください。
  また、南の空低いところへ目線を移すと、赤く輝くさそり座の1等星のアンタレスが輝いています。さそり座は、アンタレスを含んだアルファベットのSの字のような星の並びを目印に見つけることができます。また、さそり座の東にはスプーンのような形をした6つの星の並び、南斗六星を目印に、いて座を見つけることができます。
  夏の大三角は街明かりのある久留米でも十分見つけることができます。夏の夜風に吹かれながら、夏の星座探しを楽しんでみてはいかがでしょうか。

水星( 0.2等前後):しし座付近 観望に適さない。
金星(-3.9等前後):しし座→おとめ座付近 日の入り後、西の低空で輝く。
火星( 0.8等前後):しし座→おとめ座付近 日の出前、東の空で輝く。
木星(-2.2等前後):おうし座付近 日の出前、東の空で輝く。
土星(0.7等前後):みずがめ座付近 真夜中、南東から南の空で輝く。

印刷用 星空さんぽ

※印刷用「星空さんぽ」の様式を表示させるには、「Adobe Reader(アドビ・リーダー)」が必要です。 提供している様式はPDFファイルで作成されています。PDFファイルを見るにはアドビ社が無償配布しているアドビリーダーが必要です。アドビリーダーをお持ちでない方は左のアイコンをクリックしてダウンロードして御利用ください。