11月の星空

《11月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
1 新 月 (21:47) 16  満 月 (06:29)
7  立 冬 23  下 弦 (10:28)
9  上 弦 (14:55)
     

◆11月の星空案内◆

 11月になると、日の入りの時刻も早くなり、夜の長さが感じられます。朝晩は冷え込みますが本格的な寒さではないので、星を見るにはよい季節です。秋の星空は、昔の人々が思い描いた古代エチオピア王家の物語に出てくる登場人物の星座で彩られています。
  秋の星座を見つけるには、四角形の星の並びを目印にペガスス座を探すところから始めましょう。アルフェラッツ・シェアト・マルカブ・アルゲニブの4つの星で作る四角形の星の並びは『秋の四辺形』とも呼ばれ、秋の星座探しのよい案内役になります。アルフェラッツを頂点とした「A」の字の星の並びを目印に見つかるのは、古代エチオピア王家の姫であるアンドロメダ座。マルカブとシェアトを結んだ線を北の空高いところにのばしていくと、細長い五角形の星の並びが見つかります。これが、アンドロメダ姫の父、ケフェウス座。ケフェウス座の東側を見ると、アルファベットの「W」の字のような星の並びが見つかります。これが、アンドロメダ姫の母、カシオペヤ座。また、アルフェラッツとアルゲニブを結んだ線を地平線の方へのばしていくと、2等星ディフダが見つかります。ここには古代エチオピア王国を襲った海の怪物、くじら座があります。アンドロメダ姫の足元には、「人」の形の星の並びを目印に、勇者のペルセウス座が見つかります。
  神話の世界に浸りながら、秋の星座さがしを楽しんでみてはいかがでしょうか。

水星(‐0.3等前後):てんびん座→さそり座 観望に適さない。
金星(‐4.1等前後):へびつかい座→いて座 日の入り後、南西の低空で輝く。
火星(‐0.2等前後):かに座付近 真夜中、東の空から昇る。
木星(‐2.8等前後):おうし座付近 真夜中、東から南の空高くで輝く。
土星( 0.9等前後):みずがめ座付近 真夜中、南から南西の空で輝く。

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