10月の星空

《11月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
5   満 月  (22:19) 20 新 月 (15:47) 
7   立 冬 28 上 弦 (15:59)
12  下 弦 (14:28)      

◆11月の星空案内 ◆

 秋の夜空では、ギリシャ神話「古代エチオピア王家の物語」(アンドロメダ姫を巡る物語)に出てくる登場人物が星座として輝いています。これらの星座を探すための案内役は、頭の真上付近にある4つの星でつくる『秋の四辺形』です。この『秋の四辺形』はペガスス座の胴体にあたるアルフェラッツ・シェアト・マルカブ・アルゲニブでつくられます。まず、『秋の四辺形』のアルフェラッツからアルファベットの「A」の字のような星の並びを目印に、古代エチオピア王家の姫であるアンドロメダ姫の星座、アンドロメダ座を見つけることができます。次に、マルカブとアルフェラッツを結んだ線を北東にのばして、アンドロメダ座先にあるのが、アンドロメダ姫を助けた勇者ペルセウスの星座、ペルセウス座です。そして、マルカブとシェアトを結んだ線を北の空高いところにのばしていくと、細長い五角形の星の並びが見つかります。これが、アンドロメダ姫の父、古代エチオピアの王ケフェウス王の星座、ケフェウス座。さらに、ケフェウス座の東側を見ると、アルファベットの「W」の字のような星の並びが見つかります。これが、アンドロメダ姫の母、カシオペヤ王妃の星座、カシオペヤ座。最後に、アルフェラッツとアルゲニブを結んだ線を地平線の方へのばしていくと、2等星ディフダが見つかります。ここには、古代エチオピア王国を襲った海の怪物ティアマトの星座、くじら座があります。
  神話の世界に浸りながら、実際の夜空でこれらの星座を探してみるのはいかがでしょうか。

 水星( 0.0~2.1等):さそり座→てんびん座 観望に適さない。
 金星(‐3.9等):おとめ座→てんびん座 観望に適さない。
 火星( 1.4等前後):てんびん座→へびつかい座 観望に適さない。
 木星(‐2.4等前後):ふたご座付近 日の出前、南から南西の空高くで輝く。
 土星( 1.0等前後):みずがめ座付近 日の入り後、南東から南の空で輝く。

2024年の星空さんぽはこちらです。

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