今月の星空

《3月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
4 下 弦 (00:23) 20   春 分 (12:06)
10 新 月 (18:00) 25 満 月 (16:00)
17 上 弦 (13:11)      

◆3月の星空案内 ◆

3月の星空には、南から南西の空で見ごろを迎えている冬の星座たちが、東の空では春の星座たちが見え始めています。まずは、冬の星座探しの案内役となるオリオン座を探しましょう。オリオン座は等間隔に並んだ3つの星“三ツ星”と、それを取り囲む明るい4つの星がつくる砂時計のような星の並びが目印です。オリオン座の左上で赤っぽく輝く星が1等星のベテルギウス、右下で青白っぽく輝く星が1等星のリゲルです。オリオン座の三ツ星を結ぶ線を南東(左下)にのばしていくと、1等星の中で最も明るく輝くおおいぬ座のシリウスが見つかります。そして、ベテルギウスから東側の空を見ると、こいぬ座の1等星プロキオンが見つかります。さらに天頂(観測者の真上に当たる点)近くにはふたご座の1等星ポルックスが見つかります。また、オリオン座の西側には、黄色っぽく輝く1等星のカペラがあり、ここにはぎょしゃ座を見つけることができます。最後に、オリオン座の三ツ星を結ぶ線を北西(右上)にのばしていくと、オレンジ色っぽく輝くおうし座の1等星アルデバランを見つけることができます。リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバランの6つの1等星を結んでできる大きな六角形を『冬のダイヤモンド』と言います。
  また、東の空には春の星座が見え始めています。南東の空を見ると「?」マークをひっくり返したような星の並びがあります。これを『ししの大がま』といいます。ししの大がまの一番下にある星はしし座の1等星のレグルスです。「ししの大がま」はしし座の一部で、ししの頭から胸にあたります。
  3月の星空は冬の星座たちを追うように春の星座が東の空で見え始めます。星空でも季節の移ろいを感じてみてはいかがでしょうか。
水星(-0.8等前後):みずがめ座→うお座付近 観望に適さない。
金星(-3.9等前後):やぎ座→みずがめ座付近 観望に適さない。
火星( 1.2等前後):やぎ座→みずがめ座付近 観望に適さない。
木星(-2.1等前後):おひつじ座付近 日の入り後、西の空で明るく輝く。
土星( 1.0等前後):みずがめ座付近 観望に適さない。
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