今月の星空

《7月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
6 新 月 (7:57) 25 土星食(小笠原諸島を除く全国で昼間に起こる)
14 上 弦 (7:49) 28 下 弦 (11:52)
21 満 月 (19:17)      

◆7月の星空案内 ◆

7月の夜空では、春の星座と夏の星座を見ることができます。まず、春の星座を探すには、北西の空高いところにある7つの星を結んでできる「スプーン」のような形の星の並び“北斗七星”を見つけましょう。北斗七星はおおぐま座の背中からしっぽに当たる部分です。そのしっぽのカーブを南へのばしていくと、オレンジ色に輝くうしかい座の1等星アークトゥルスがあります。うしかい座は「ネクタイ」のような形の星の並びが目印になります。さらにそのカーブをのばしていくと白く輝くおとめ座の1等星スピカがあります。おとめ座は「アルファベットのyの字」のような形の星の並びが目印です。北斗七星からアークトゥルス、スピカまでのばしたカーブを『春の大曲線』といいます。
  次に、夏の星座を探す目印になるのは、ベガアルタイルデネブの3つの星を結んでできる『夏の大三角』です。3つの星はすべて東の空高いところで見つけることができます。中でも一番明るい星が、七夕の織姫星として知られる、こと座の1等星ベガです。こと座は、ベガと小さな四角形の星の並びが目印です。ベガから少し東、天の川を渡って反対側にある1等星が、彦星として知られるわし座の1等星アルタイルです。わし座は、アルタイルとその両脇にある2つの星の並びが目印です。ベガから北東に目を移すとはくちょう座の1等星デネブが輝いています。はくちょう座はデネブを頂点とする大きな十字の星の並びが目印です。
  『春の大曲線』と『夏の大三角』をたよりに、春と夏の星座を探してみてはいかがでしょうか。
水星( 0.2等前後):かに座→しし座付近 日の入り後、西の低空で輝く。(中旬)
金星(-3.9等前後):ふたご座→かに座付近 観望に適さない。
火星( 1.0等前後):おひつじ座→おうし座付近 日の出前、東の空で輝く。
木星(-2.0等前後):おうし座付近 日の出前、東の空で輝く。(中旬以降)
土星( 0.9等前後):みずがめ座付近 真夜中頃、南東の低空で輝く。
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