今月の星空

《2月の天文カレンダー》

天文現象 天文現象
3    立  春 15 金星が最大光度(-4.9等)
5   上 弦 (17:02) 21   下 弦 (02:33)
12   満 月 (22:53) 28   新 月 (09:45)

◆2月の星空案内 ◆

 立春を過ぎれば、暦の上では春ですが、まだまだコートを手放せない寒さが続いています。皆さんいかがお過ごしでしょうか?寒さに負けず、今月も夜空を見上げて、星空さんぽを楽しんでみませんか?
 2月の星座さがしは、等間隔に並んだ3つの星“三つ星”と、それを取り囲む明るい4つの星がつくる砂時計のような星の並びのオリオン座を見つけるところからスタートです。オリオン座には明るい1等星が2つあります。オリオン座の左上で赤っぽく輝く星は1等星のベテルギウス、そして、右下で青白く輝く星は1等星のリゲルです。オリオン座のリゲルと、これからご紹介する5つの星座にある1等星を線でつなぐと『冬のダイヤモンド』を見つけることができます。
  まずはオリオン座の“三つ星”を南東(左下)にのばしていくと、1等星のシリウスが見つかります。このシリウスを目印に見つけることができる星座がおおいぬ座です。シリウスは星座を形づくる星の中で最も明るい星です。次に、シリウスから北東(左上)に目線を移すと1等星のプロキオンを見つけることができます。プロキオンを目印に見つけることができる星座がこいぬ座です。そして、オリオン座のリゲルからベテルギウスを結んだ線をのばしていくと、1等星のポルックスを見つけることができます。ポルックスを目印に見つけることができる星座がふたご座です。オリオン座のリゲルから右上の星を結んだ線をのばしていくと、ここには黄色っぽく輝く1等星のカペラを見つけることができます。カペラを目印に見つけることができる星座がぎょしゃ座です。最後に、オリオン座の“三つ星”を北西(右上)にのばしていくと、1等星のアルデバランが見つかります。アルデバランを目印に見つけることができる星座がおうし座です。オリオン座のリゲル、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、ふたご座のポルックス、ぎょしゃ座のカペラ、おうし座のアルデバランをつないだ星の並びが『冬のダイヤモンド』です。
  『冬のダイヤモンド』を形づくる1等星はとても明るく、街明かりの中でも見つけることができます。暖かい服装で『冬のダイヤモンド』をぜひ探してみてください。
 水星(‐1.3等前後):やぎ座→みずがめ座 観望に適さない。
 金星(‐4.8等前後):うお座 日の入り後、南西から西の空で輝く。
 火星(‐0.7等前後):ふたご座 宵の頃、東から南東の高い空で輝く。
 木星(‐2.4等前後):おうし座付近 宵の頃、南東から南西の高い空で輝く。
 土星( 1.1等前後):みずがめ座付近 観望に適さない。
2024年の星空さんぽはこちらです。

印刷用 星空さんぽ
アドビリーダーダウンロード
※印刷用「星空さんぽ」の様式を表示させるには、「Adobe Reader(アドビ・リーダー)」が必要です。 提供している様式はPDFファイルで作成されています。PDFファイルを見るにはアドビ社が無償配布しているアドビリーダーが必要です。アドビリーダーをお持ちでない方は左のアイコンをクリックしてダウンロードして御利用ください。