1月の星空

《1月の天文カレンダー》


天文現象 天文現象
4 しぶんぎ座流星群が極大(0時ごろ)
※出現期間1月1日~7日
14  満 月  (07:27)
19 金星と土星が最接近(03:11)
7   上 弦  (08:56) 22 下 弦 (05:31)
12 火星と地球が最接近(22:37) 29 新 月  (21:36)


◆1月の星空案内 ◆

 新年明けましておめでとうございます。冬の星空は、1年のうちで1等星が最も多く、星座を見つけやすくなります。また、空気中の水蒸気が少なく空気が澄んでいるため星がとてもきれいに見えます。
  1月の冬の星座探しは、等間隔に並んだ3つの星“三つ星”と、それを取り囲む明るい4つの星がつくる砂時計のような星の並びをしているオリオン座からスタートです。“三つ星”を挟んで斜めに向かい合っている星、左上の赤い星は1等星のベテルギウス、右下の青白い星は1等星のリゲルです。この2つの星を、日本では源平合戦の赤旗白旗に見立て、赤いベテルギウスを“平家星”、青白いリゲルを“源氏星”と呼び、昔から親しまれていました。紅白の色の対比に注目してご覧になってください。次に、オリオン座の“三つ星”をつないだ線を南東(左下)にのばしていくと、おおいぬ座の1等星のシリウスが見つかります。シリウスは星座を形づくる星の中で最も明るい星です。そして、シリウスから目線を北東(左上)に移すと、こいぬ座の1等星のプロキオンが見つかります。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結んでできる三角形の星の並びは『冬の大三角』とよばれ、街明かりのあるところでも見つけることができます。また、オリオン座の“三つ星”をつないだ線を北西(右上)にのばしていくと、ここにはオレンジ色に輝くおうし座の1等星のアルデバランが見つかります。さらにその先には、肉眼でも6個から7個の星が集まって見えるプレアデス星団(M45)が見つかります。プレアデス星団の和名は“すばる”と言い、平安時代の随筆『枕草子』の中で清少納言がその美しさを讃えています。
  外は寒いですので、風邪を引かないように、暖かい服装で冬の星座探しを楽しんでくださいね。

水星(‐0.6等~-1.3等):いて座→やぎ座 観望に適さない。
金星(‐3.9等):いて座→やぎ座 観望に適さない。
火星( 1.2等):いて座→やぎ座 観望に適さない。
木星(‐2.7等):ふたご座付近 真夜中、南の空で輝く。
土星( 1.1等):みずがめ座→うお座 宵の頃、南西から西の空で輝く。

2025年の星空さんぽこちらです。
アドビリーダーダウンロード
※印刷用「星空さんぽ」の様式を表示させるには、「Adobe Reader(アドビ・リーダー)」が必要です。 提供している様式はPDFファイルで作成されています。PDFファイルを見るにはアドビ社が無償配布しているアドビリーダーが必要です。アドビリーダーをお持ちでない方は左のアイコンをクリックしてダウンロードして御利用ください。