3月の星空案内
3月の星空には、南から南西の空で見頃を迎えている冬の星座たちが、東の空では春の星座たちが見え始めています。
まずは、冬の星座探しの案内役となるオリオン座を探していきましょう。オリオン座は等間隔に並んだ3つの星“三ツ星”と、それを取り囲む明るい4つの星がつくる砂時計のような星の並びが目印です。オリオン座の左上で赤く輝く星は1等星のベテルギウス、右下で青白く輝く星は1等星のリゲルです。オリオン座の三ツ星を南東(左下)にのばしていくと、明るく輝くおおいぬ座の1等星シリウスが見つかります。
そして、ベテルギウスから東側の空を見ると、こいぬ座の1等星プロキオンが見つかります。オリオン座の1等星リゲルとベテルギウスを結んだ線を北東(左上)にのばしていくと、ふたご座の1等星ポルックスが見つかります。
また、オリオン座の北側には、黄色に輝くぎょしゃ座の1等星カペラが見つかります。オリオン座の三ツ星を結んだ線を北西(右上)にのばしていくと、オレンジ色に輝くおうし座の1等星アルデバランを見つけることができます。リゲル、シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバランの6つの1等星を結んでできる大きな六角形を『冬のダイヤモンド』と言います。
また、南東の空を見ると「?」マークをひっくり返したような星の並びがあります。これを『ししの大がま』といいます。ししの大がまの一番下にある星はしし座の1等星レグルスです。「ししの大がま」はしし座の一部で、ししの頭から胸の部分にあたります。
まだまだ夜は寒さを感じますが、暖かい服装をして、ぜひ星空で季節の移ろいを楽しんでみてください。
3月の天文カレンダー
| 2 | (月) | しし座α星レグルスの食 | |
| 3 | (火) | 🌕 満月 | (20:38) |
| 皆既月食 | (18:50〜22:17) | ||
| 11 | (水) | 🌗 下弦 | (18:39) |
| 19 | (木) | 🌑 新月 | (16:57) |
| 20 | (金) | 春分 | (23:46) |
| 26 | (木) | 🌓 上弦 | (04:18) |
惑星の見え方(⭐️今月のおすすめ)
| 水星(0.8~4.0等): | うお座→みずがめ座 | 観望に適さない |
| 金星(-3.9等): | みずがめ座→おひつじ座 | 上旬は観望に適さないが、下旬以降は日の入り後、西の低空で輝く |
| 火星(1.2等): | みずがめ座付近 | 観望に適さない |
| 木星(-2.3等): | ふたご座付近 | 宵の頃、南の空高いところで輝く |
| 土星(1.0等): | うお座付近 | 観望に適さない |
注目の天文現象(3月)
月が木星に接近

3月26日には、この日の4時18分に上弦を迎えた月に、明るい木星が寄り添った姿を見ることができます。
この日の日の入りは18時34分。それ以降、だんだんと空が暗くなるにつれて、月が木星に接近している様子をはっきりと見ることができます。この光景は、真夜中過ぎに月と木星が沈むまでじっくりと楽しむことができます。
また、望遠鏡をお持ちの方は、月の欠け際のクレーターや木星の縞模様も一緒に楽しむことができます。ガリレオ衛星が4つとも片側に集まっている様子は見応えがあります。
さらに、木星と月の周囲には、冬の星座が広がっています。月と木星と一緒に、冬の星座も楽しんでみてはいかがでしょうか。