1月の星空案内
新年明けましておめでとうございます。冬の星空は、1年のうちで1等星が最も多く、星座を見つけやすくなります。また、空気中の水蒸気が少なく空気が澄んでいるため星がとてもきれいに見えます。
1月の冬の星座探しは、等間隔に並んだ3つの星“三つ星”と、それを取り囲む明るい4つの星がつくる砂時計のような星の並びをしているオリオン座からスタートです。“三つ星”を挟んで斜めに向かい合っている星、左上の赤い星は1等星のベテルギウス、右下の青白い星は1等星のリゲルです。この2つの星を、日本では源平合戦の赤旗白旗に見立て、赤いベテルギウスを“平家星”、青白いリゲルを“源氏星”と呼び、昔から親しまれていました。紅白の色の対比に注目してご覧になってください。
次に、オリオン座の“三つ星”をつないだ線を南東(左下)にのばしていくと、おおいぬ座の1等星のシリウスが見つかります。シリウスは星座を形づくる星の中で最も明るい星です。そして、シリウスから目線を北東(左上)に移すと、こいぬ座の1等星のプロキオンが見つかります。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結んでできる三角形の星の並びは『冬の大三角』とよばれ、街明かりのあるところでも見つけることができます。
また、オリオン座の“三つ星”をつないだ線を北西(右上)にのばしていくと、ここにはオレンジ色に輝くおうし座の1等星のアルデバランが見つかります。さらにその先には、肉眼でも6個から7個の星が集まって見えるプレアデス星団(M45)が見つかります。プレアデス星団の和名は“すばる”と言い、平安時代の随筆『枕草子』の中で清少納言がその美しさを讃えています。
1月の天文カレンダー
| 3 | (土) | 🌕 満月 | (19:03) |
| しぶんぎ座流星群が極大(6時ごろ) | |||
| 4 | (日) | ※出現期間1月1日〜6日 ※月が明るく、条件は悪い | |
| 11 | (日) | 🌗 下弦 | (00:48) |
| 19 | (月) | 🌑 新月 | (04:52) |
| 26 | (月) | 🌓 上弦 | (13:47) |
惑星の見え方(⭐️今月のおすすめ)
| 水星(-0.6等~1.3等): | いて座→やぎ座 | 観望に適さない |
| 金星(-3.9等): | いて座→やぎ座 | 観望に適さない |
| 火星(1.2等): | いて座→やぎ座 | 観望に適さない |
| 木星(-2.7等): | ふたご座付近 | 真夜中、南の空で輝く |
| 土星(1.1等): | みずがめ座→うお座 | 宵の頃、南西から西の空で輝く |
注目の天文現象(1月)
2026年 特に注目の天文現象

2026年、特に注目したい天文現象は3つあります。
- 3月3日皆既月食。ひな祭りの夕刻から深夜にかけて、日本全国で見ることができます。月食とは、月が地球の影に入る現象です。部分食の始まりは18時50分頃、終わりは22時17分です。月食の様子は肉眼でも見ることができますが、双眼鏡があればより微妙な色の変化を楽しむことができます。
- 月面に浮かびあがる「X」の文字。今年好条件で見ることができるのは、2回で、1回目は4月24日20時50分頃。2回目は12月16日19時40分頃です。「X」を見るには、望遠鏡が必要ですが、予想時刻の前後2時間くらいは見ることができます。
- ペルセウス座流星群。毎年盆の時期になると見ることができるペルセウス座流星群。昨年は月明かりに邪魔され、観望には適していませんでした。しかし、今年は一晩中月明かりに邪魔されず、流星を楽しむことができます。

今年も見逃せない天文現象がたくさん!楽しんで見てくださいね!