11月の星空案内
秋の夜空では、ギリシャ神話「古代エチオピア王家の物語」(アンドロメダ姫を巡る物語)に出てくる登場人物が星座として輝いています。これらの星座を探すための案内役は、頭の真上付近にある4つの星でつくる『秋の四辺形』です。
この『秋の四辺形』はペガスス座の胴体にあたるアルフェラッツ・シェアト・マルカブ・アルゲニブでつくられます。まず、『秋の四辺形』のアルフェラッツからアルファベットの「A」の字のような星の並びを目印に、古代エチオピア王家の姫であるアンドロメダ姫の星座、アンドロメダ座を見つけることができます。
次に、マルカブとアルフェラッツを結んだ線を北東にのばして、アンドロメダ座先にあるのが、アンドロメダ姫を助けた勇者ペルセウスの星座、ペルセウス座です。
そして、マルカブとシェアトを結んだ線を北の空高いところにのばしていくと、細長い五角形の星の並びが見つかります。これが、アンドロメダ姫の父、古代エチオピアの王ケフェウス王の星座、ケフェウス座。さらに、ケフェウス座の東側を見ると、アルファベットの「W」の字のような星の並びが見つかります。
これが、アンドロメダ姫の母、カシオペヤ王妃の星座、カシオペヤ座。最後に、アルフェラッツとアルゲニブを結んだ線を地平線の方へのばしていくと、2等星ディフダが見つかります。ここには、古代エチオピア王国を襲った海の怪物ティアマトの星座、くじら座があります。
神話の世界に浸りながら、実際の夜空でこれらの星座を探してみるのはいかがでしょうか。
11月の天文カレンダー
| 5 | (水) | 🌕 満月 | (22:19) |
| 7 | (金) | 立冬 | |
| 12 | (水) | 🌗 下弦 | (14:28) |
| 20 | (木) | 🌑 新月 | (15:47) |
| 28 | (金) | 🌓 上弦 | (15:59) |
惑星の見え方(⭐️今月のおすすめ)
| 水星(0.0~2.1等): | さそり座→てんびん座 | 観望に適さない |
| 金星(-3.9等): | おとめ座→てんびん座 | 観望に適さない |
| 火星(1.4等前後): | てんびん座→へびつかい座 | 観望に適さない |
| 木星(-2.4等前後): | ふたご座付近 | 日の出前、南から南西の空高くで輝く |
| 土星(1.0等前後): | みずがめ座付近 | 日の入り後、南東から南の空で輝く |
注目の天文現象(11月)
月が木星と接近

10日と11日の夜遅くから明け方にかけて、月と木星が並んでいる様子を観察することができます。12日に下弦の月となるほぼ半月状の月と-2.4等の明るさで輝く木星が並ぶ様子は、目を引く光景となるでしょう。
11月の木星はふたご座付近に位置しており、ふたご座の1等星のポルックス、2等星のカストルと並ぶ様子も観察することができます。明るさは違うものの、目立って見える3つの星の並びにも注目してみてください。
夜遅くまで起きているときは、ぜひ月と木星の並び、そしてふたご座の2つの明るい星も一緒にご覧になってみてはいかがでしょうか。