2008 Winter
みなさんは、天体望遠鏡で月や惑星などの天体を観察したことはありますか?
それは、息をのむほど美しいものです。2009年は、人類が天体望遠鏡を使って宇宙を初めて観察してから400年になります。この節目の年を記念して、国連、ユネスコと国際天文学連合が、2009年を『世界天文年』とし、みなさんに星空と天文学をもっと知ってもらおうという試みを始めています。
では、最初に天体望遠鏡を作った人物は誰でしょう? 実は、あの有名なガリレオ・ガリレイなのです。1609年、ガリレオはオランダで望遠鏡が発明されたというニュースを聞き、その作り方を参考にして口径4cmの天体望遠鏡を作り、夜空に向けました。彼は、月や太陽、金星や木星や土星などの太陽系の惑星、天の川や星雲・星団など、さまざまな天体を望遠鏡でくわしく観測し、多くの発見をしたのです。
それから400年。表面がデコボコの月、しま模様の木星と、それをめぐる4つの衛星、土星のリングなど、400年前にガリレオが見て味わった感動を、みなさんも感じてみませんか?
科学館では、市民天体観望会(無料)を毎月1回行っています。
画像: ガリレオ・ガリレイ (1564-1642 イタリア)