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2回目の「おうちでコスモ!!」でご紹介した『北斗七星』は、見つけられましたか?
今回からは、『北斗七星』を使った春の星座探しをご紹介します。
今日ご紹介する星座は、うしかい座です。
うしかい座を初めて聞いたという人も多いと思いますので、後ほど詳しく説明しますね。
まずは、探し方を紹介します。
(ステラナビゲータ11/株式会社アストロアーツ)
頭の上の方にある北斗七星のひしゃくの柄の部分のカーブにそって、伸ばしていきます。すると、オレンジ色っぽく輝く明るい星が見つかります。
これが、うしかい座の1等星アークトゥルスです。うしかい座はアークトゥルスからネクタイのような星の並びが目印で、星座絵では、2匹の猟犬を連れた大男の姿が描かれています。
うしかい座の1等星アークトゥルスは、「熊の番人」という意味です。
これは、北斗七星(おおぐま座)のすぐ後をついていくようにのぼり、まるで“牛達を守るために熊の見張りをしている”ように見えたため、その名前がついたといわれています。
(ステラナビゲータ11/株式会社アストロアーツ)
※りょうけん座:うしかい座とは別の星座ですが、熊を追い払うための2匹の猟犬として、セットで覚えると良いでしょう。
(ステラナビゲータ11/株式会社アストロアーツ)
このことから、昔から日本でも親しまれており、6月の麦刈りのころに頭上に輝くことから「麦星」と呼ばれたり、梅雨の時期の日没後の天頂にくることから「五月雨星(さみだれぼし)」とも呼ばれたりしています。
また、中国では「大角」と呼ばれ、ハワイでは鮮やかな星や喜びの星という意味の「ホクレア」と呼ばれています。
このように多くの呼び名をもつアークトゥルスは目立つ星として古くから色々な国で親しまれていたことが分かりますね。
ぜひみなさんも実際の夜空で北斗七星をたよりに、オレンジ色っぽく輝くアークトゥルスを探してみてくださいね!