科学館では、毎週日曜・祝日に開催している科学工作教室で、科学の原理を使った工作を1つ100円で行っています。子どもたちに、身近な材料で遊びながら科学を体験できるものをご紹介できればと思います。

○食塩水で絵を描こう

おうちでザイエンス!
【用意するもの】
・準備するもの
ビーカー(コップ等)、水、食塩、つまようじ(竹ぐし)、画用紙(黒など濃い色がおすすめ)、スポイト(なくてもOK)、ドライヤー(なくてもOK)

・方法  
おうちでザイエンス!
【食塩を溶かす】

 1)20%食塩水(100mLの水に食塩を25gいれたもの)をつくる。
※食塩はこさじ(スプーン)約5杯分だよ!濃さはだいたいで大丈夫!ビーカーの底に食塩がたまるように なったら「飽和状態」といって、もうそれ以上溶けきれないので、入れすぎの目安にしよう。

おうちでザイエンス!
【絵のふちをひっかく】
2)つまようじの先に食塩水をつけ、画用紙をひっかくようにして絵のふちどりをする。
※けっこう力を入れて、ひっかくようにするといいよ!

3)スポイトを使って、ふちどりした部分に食塩水を落としていく。
 ※スポイトがない場合は、つまようじにたっぷり食塩水をつけてぬり広げていくといいよ!
おうちでザイエンス!
【スポイトで落とす】
おうちでザイエンス!
  【つまようじでぬり広げる】
 

4)時間をかけて、乾燥させる
※ドライヤーの弱でかわかしたり、30分程かけて自然乾燥させたりしてみよう!
おうちでザイエンス!
【ドライヤーの弱風】
おうちでザイエンス!
  【自然乾燥】

・濃淡(のうたん)を工夫しよう
 ※食塩水の濃度や、乾かす早さ、食塩水をぬり重ねる回数を変えると、濃い部分や薄い部分をつくれるよ!

・考えてみよう
※食塩を水に溶かしてみた感想はどうだったかな?
 思ったより、たくさん溶けるんだな~と思いませんでしたか?
★100mLの水に何gまで溶けるのか試してみよう!
  また、食塩は、冷たい水でも温かいお湯でも溶ける量はほぼ同じですが、砂糖は温度によって溶ける量が変化するようです。
★水の温度を変えると食塩や砂糖の溶ける量はどうなるか確かめてみよう!
ただし、砂糖は水よりも多くの量(20℃程であれば100gの水に砂糖200g以上)が溶けるので、たくさんの量を使ってしまいます。おうちの人に使って良いか確認しましょう。
また、温かいお湯を準備するのに火を使う場合は、おうちの人と一緒に行うようにしましょう。

※食塩水で絵を描いた後に、乾かし方を変えるとどうなるかな?
 ドライヤーを使っていそいで乾かしたときと、しばらく置いてゆっくり自然乾燥させたときとでは、でき方に違いはあるかな?
 ★乾かし方を変えて、乾燥した後の様子を観察してみよう!

・描き方を工夫しよう
  ※つまようじを使わないやり方として、スポイトで水を落とし、水の形から何に見えるか考えてみよう。
   水を落とした後にストローで息を吹きかけて水を動かしてみるのも面白いよ!
おうちでザイエンス!
【何に見えるかな?】
おうちでザイエンス!
【お魚にしようかな?】
おうちでザイエンス!
【息を吹きかけたらカニにも見えてきた!】

 ・こんなものができたよ。みんなもレッツ、おうちでサイエンス!!
おうちでザイエンス!
【くるめット君】 
おうちでザイエンス!
【今年の干支】
おうちでザイエンス!
【ネコ】
おうちでザイエンス!
【花1】
おうちでザイエンス!
【花2】 
おうちでザイエンス!
【花3】
おうちでザイエンス!
【夏の朝:ハス】
おうちでザイエンス!
【コンニチハー】 
おうちでザイエンス!
 【首を長くして待つ】
おうちでザイエンス!
【もうすぐ春】
 
おうちでザイエンス!
【今年、ご卒業を迎えられた皆様へ】